2015年09月12日
断念
母が30年以上も前に、旅先で購入した包丁だという。
苗字を刻んでくれていて、軽くて切れ味の良い打ち刃物はそれは大切にしていた。
僕も言われるままに研いでいたのだが、10年ほど前に「ぎっちょだから左利き用に研いでほしい!」という。
グラインダーで粗削りをして中砥、仕上げ砥で左用にしてあげた。
ずっと使っていたが、年齢とともに台所に立つ時間が次第に短くなり、引き出物でいただいたステンレスの包丁が「軽いし研がなくてもいいから。」と使わなくなっていた。
涼しくなったら研ぐからね、とこたえていたがしばらく見ないうちに錆で見る影もなくなってしまっていた。
柄を外して中子を取り出したら錆が結構厚い。
これは研いでも痩せてかえって使いにくくなりそうでとりあえず「断念」。
じっくり考えてどのようにするかを考えようと思っている…。
んーん、難しい問題だなぁ!
(問題のある表現が含まれていますが、高齢の母の言葉ですので御容赦ください。)
Posted by KAZ@五十肩 at 21:08│Comments(0)
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