2012年09月11日
一年半か…。

あの日、KAZは目の手術を前に眼科医のベッドに横たわっていた。
点眼麻酔と点滴で目をつぶっていると大きなうねりのような揺れがあった。
しかもかなり長い時間。
正月元旦に網膜裂孔があり、レーザー治療したあとに、白内障が進行していて手術をするための検査入院だった。
目にレンズを入れて見ていた医師が「吉田さん、どうします?ちょっと揺れていますがこのままやりますか?それとも後日にしましょうか?」
と尋ねられた。
ここまで来てもう一度、というのも考えもので、「このままやってください」、とお願いした。
待合室からは叫び声も聞こえてきてただならぬ状況であることが察せられた。
それが一年半前のこと。
今日のその時間も同じ眼科医にいて検査室で検査機器を睨みつけていた。
診察の結果、今日の時点では経過は良好とのこと。
まだ視力はゼロで、目の前に差し出された検査技師の指の数もわからない…。
気長に治療することですね、と言われた。
肉親も家も流された方々に比べれば何のことがあろうか、「花は咲く」を聞きながら検査の痛みに耐えている。
今年もう一年棒に振るのかなぁ…。
Posted by KAZ@五十肩 at 20:53│Comments(0)
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