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2009年11月23日

心おだやかにお見舞い行脚

心おだやかにお見舞い行脚 仕事も来ないし、この先の仕事も段取りは付いているし…。

 たまには、と うちの奥さんの母のお見舞いに。だいぶスリムになって病状も落ち着いているようで安心した。
 クリスマスが近づいているので施設では準備をしていて何だか華やかな雰囲気だ。

 しかし、この国の介護を含めた老人福祉はどういう方向に向かっていくのだろうか?体調を崩された老人の心細さと裏腹に介護をする側のタフさが要求される職場として施設を見てみるとこれからの政治の在り方が大きなカギを握っていると強く思う。

 年金だけでは置いてもらえない施設ばかりで、中には月に20万~30万円を支払わなければならないという現実があり、ますます「年とっても金持ちか丈夫でないと病院にも行けないし、死ねない」みたいな話になってしまう。

 穏やかな母の病床を離れて、世話になった奥さんの叔父さんの入院する浜北の病院へ。
 まだ若いのに過去を失った病気で生気がない。昭和を背負ってきて、趣味人だった叔父の今を見ていると哀しい。完全に以前の状態に戻るという事ならばいざ知らず、彼にとって今が居心地が良ければ、このまま幸せならばこの状態を続けてもらいたい、穏やかに天寿を全うしてもらった方が良いのかもと。
 しかしその場合でも介護に対する家族の負担は膨大だ。

 怒りでは解決しないし、焦っても仕方ない、容認できないが受け入れざるを得ない、そんな介護の現状を垣間見た一日だった。「何とかしなくちゃ」の先に進めない…。


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この記事へのコメント
我が家も85才の母がいますから、切実な問題です。
先進国と言いながら、安心して老後が送れない国。本当に先進国なんでしょうか?
平日は少しずつ能力の衰えていく母に刺激を与えるべく外へ連れ出したり、お稽古事に精を出し・・・・週末はライブで完全燃焼しています。
いつまで続けられるのかと思うから、尚のことライブは楽しくね~~~!と思っています。
Posted by Kazmin' at 2009年11月24日 21:45
Kazmin'様、
この国はどこへ行こうとしているのか?
僕らがフォークソングを歌いだした頃も決して良い時代ではなかったけど、若かったから怖いものなど何もなかった。
どうにかなる、って思えたんだけど年齢を重ねる毎に不安だけが募る国って貧しいですね。
今、多少の持病はあっても楽しく歌える事が幸せだと思わないとやってられないですね。
Posted by KAZ@五十肩 at 2009年11月24日 22:24
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